アクシデント

先日、週末に首都に上がろうとしたときのこと。

いつものように、トロトロという乗り合いのミニバスに乗るため、ステーションに行きました。

ガソリン代が値上がりしている(10月1日から電気・水道料金も値上がりするらしい)
ので、交通費も片道3時間の距離が10セディ(500円程)に跳ね上がっていました。
1年前は6セディ(300円程)だったんですが、少しずつ値上がりしてきたのでした。

でも、少し前にも値上がりしたとこなのに、また上がったの!?
と、チケット売り場のおじさんに文句を言って
(おじさんのせいじゃないから今考えると可哀想)
いつものようにボロいトロトロに乗り込み、出発しました。

ステーションではアコーディオンおじさんが送り出してくれたので、
その音と表情に気持ちが和みましたけど。


走り出して30分くらい経った頃、運転手のすぐ後ろに座っていた私は
「何かガソリン臭い」と思っていたのですが、
どうやら車の下からガソリンが漏れていたみたいで

トロトロは道端に止まり、運転手が車の下に潜って修理をし始めました。
乗客達は特に焦った様子もなく、みんな日陰に移動して作業を見守っていました。


修理が終わって、漏れたガソリンがもったいないから運転手とメイツ(車掌)が入れ直し

30分後に再び走り出したトロトロは、
作業のせいで服にガソリンの匂いが染み付いた運転手の匂いが
風に乗ってやってくる席に座っていたため、
また漏れているのか漏れていないのかよく分からず、
「車が炎上したらどうしよう」とか想像して、ちょっと怖くて仮眠もできませんでしたが、
乗客達は運転手に任せきっている感じだったし、
運転手はなぜか普段は通らないルートを通って、いつもと違う新鮮な景色が見れたので、
首都に着いた時は「ああこのトロトロに乗れて面白かったな」と思ったのでした。

まあ、何もなかったからそんなふうに思えたんですけど。

今書きながら、過去にガーナの山道でトロトロが爆発した事故があったという話
を思い出して、また怖くなりました。車の整備不良が原因で死んでしまうなんて・・・。

次回からは、ガソリンが漏れるようなトロトロなら降りて、
別のトロトロを捕まえる努力をします。予定が狂うことを選ぶようにします!!



さて。首都にはボリュームたっぷりのサラダとスムージーがおいしい店があって、

こんな感じのチキンやポテトなんかもおいしいのですが、
日曜日の昼、友達とランチを食べようとして行ったところ、
店のドアを開けたとたん異臭と煙が・・・

小火で済んだみたいですが、どうやら厨房で火事があったようでした。


立派な消防車

っていうか、客が気付かずに入ろうとしているのを止めろ!!
って思いました。
日本だったら、もっとアナウンスしますよね。



先日ケニアの首都で、武装勢力がショッピングモールを襲撃するテロ事件がありました。
ガーナの元大使のコフィ・アウノさんも巻き込まれて、娘さんとレストランにいたところを
襲撃され死亡されたそうです。

在ガーナ日本大使館とJICAガーナ事務所から、テロへの注意喚起がきています。

大使館からのレターでは
「28日付け、当地デイリー・グラフィック紙は“Red alert! Government tightens security”
を報じ、ガーナ政府がテロに備えた治安維持の強化を決定した旨伝えています。
この治安維持の強化に伴い、今後警察による警備強化、入国管理局による出入国管理強化等が予想されます。」

http://graphic.com.gh/General-News/terrorism-alert-government-to-tighten-security-nationwide.html

マリで発生したテロ事件に、西アフリカ軍が軍事介入をしたことで、
ガーナへのテロ攻撃の可能性が非常に高いとしています。


イギリス政府もガーナに旅行するイギリス国民に対してテロへの注意を呼びかけています。


JICAからの注意喚起では、

・外国人・旅行者が集まるショッピングモールなどへの滞在時間は短くする。
・ホリデーインなどの米国系のホテル・施設は極力利用しない。
・治安関係者による身元確認に応えるために身分証明書を携行する。
・デモ・集会などには近づかない。

とありました。

アフリカの中では比較的平和なガーナと言われていますが、
銃を持っている人もいるからほんと気をつけないと。

今週末も銀行に行くため首都に上がらないといけないのですが、
無駄に出歩かずショッピングもダラダラせずさっさと帰ろうと思います。
みなさまもお気をつけください。