課題

雨がよく降ります。
雨が降った後は涼しくなりますが、毎日死ぬほど暑いです。。。

2週間位前に種をまいた、朝顔が咲き始めました。


閉じたのもかわいい。


先週の土曜日のクリーンアップエクササイズは、これまでと違って広い範囲を清掃できず、
中途半端に終わってしまい、それによって課題が見えてきました。

中途半端になった大きな原因は、「当日になって、清掃会社のズームライオンが来てくれなかったこと=掃除道具と労働力の不足」と主要メンバーたちは言います。

・・・って、私たちはズームライオンにすごく頼っていたんだなあ。

後でズームライオンに来なかった原因を聞いてみると、エクササイズの直前にズームライオンの市の統括マネージャーが代わり、伝達がうまくいっていなかったということで、謝罪がありました。

そうか。でも、次回はどうなる?うまく連携できるのか??

目標は、ズームライオンにアシストしてもらいながらも、地域住民が主体となって清掃活動を続けていけること。

せっかくやる気のあるメンバーがちらほら出てきている状況になったのに、ズームライオンの協力がなければやる気がそがれていくのでは。。。と不安になっています。

でも今回、ズームライオンが来なかったおかげで前回までの成果との比較ができ、
課題が見えたことで一歩前進したと思っています。

悪いことばかりではなく、前回までにはできなかったことが、できていたこともありました。


活動を、振り返ってみたいと思います。

エクササイズの準備として、まずカウンターパートと相談して今回のターゲットエリアを(アセネキャンプというエリアに)絞り、町内会長さんに相談すると手ごたえを感じたので、日付を空欄にした手紙を書き、コミュニティでの集会を行って、日付などを決めていきました。

The community members of Asene Camp (Oda Nkwantanum),
Health Workers discussed the way of the clean-up exerciseand how to
organize the community health committee.

コミュニティエントリーと呼ばれる、コミュニティの集会。
チーフ、町内会長、ボランティアの方々。

ここで、その地域の汚染された場所、問題点、クリーンアップエクササイズの方法と当日の
流れについて話し合ってもらいます。
カウンターパートは、コミュニティでの保健委員会というものも立ち上げようと企てていたので、その説明も併せてしてくれました。

集会の後、手紙を配りに行きました。
今回の配布先は、市長、市の環境課の役員、ズームライオンの地域マネージャー、保健所、管轄の保健施設、国民保険のマネージャー、チーフ、コミュニティの主要メンバー、通信会社のMTN(前回協力してくれたので)、3つのピュアウォーター会社です。

協力依頼したところからの協力がない場合もあれば、依頼していないところからの協力がある場合もあります。そんなものです。


ここからは当日の様子。

Pictures of some participants carrying out the clean-up exercise
at Asene Camp (Oda Nkwantanum) on 12th April, 2014

The Environmental officer in Birim Central Municipal brought
cleaning equipment such as shovels, rakes and spades. The Assembly man of
Asene Camp was able to manage all the equipment well.

今回できていたことの一つに、掃除道具の管理がありました。

前回までは、Environmental Officerから借りたショベルが1つ2つ紛失していました。
誰かが黙って持ち帰ってしまうのですが、犯人が分からないままだったので、返却時に町内会長さんが買い足したり、私も、家用にショベルを2つも買ってしまっていたので、1つ寄付したりしていました。

これまで、開始直後に早いもん勝ち!!と掃除道具をどんどん持って行かれていて、やる気があっていいなあ、微笑ましいなあ・・・と黙って見ていたんですが、それがダメでした。

今回から、掃除道具が届いた時点で、焦らずに、町内会長さんが手渡しして、その時に名前、電話番号、道具を記帳してもらうようにしました。
それを徹底してくれたので、道具が紛失することなく終えることができました。

パチパチパチ。

The program started from 6:00 a.m. to 8:30 a.m. at Asene Camp
(Oda Nkwantanum) on 12th April, 2014.
The Assembly Man of Oda Nkwantanum explained to the participants
the purpose of the gathering that is clean-up exercise in the environment.
Before the exercise, the gutters were not shaped well and choked with
refuses and weeds.

ズームライオンが来てくれないことが分かったので、少ない人手と掃除道具の中でできることをコミュニティメンバーが話し合った結果、整備されていない排水路を整備し、ゴミや雑草の詰まりも改善しようということになりました。


The Chief of of Oda Nkwantanum encouraged the participants.
避けては通れないチーフとの面会。

After the exercise, the gutters were shaped properly.
The participants made the gutters clean to allow free flow of water.
They also weeded around the gutters to prevent insects from breeding.

そして、排水溝はこんな感じに仕上がっていきました。

After the exercise, The Participants had a meeting to discuss
some health problems such as over growth of weeds, choked gutters,
indiscriminate damping of refuse, among others in Asene Camp
(Oda Nkwantanum) with the Health Workers from Herald Foundation CHPS.
It was proposed that clean-up exercises should be organised again with
Zoomlion staffs to clean the environment more effectively because it was
our challenge for not having enough cleaning logistics for the large number of
people who came for the exercise.
They also talked about the next target that is the refuse sites.
The In charge of Herald Foundation CHPS advised the participants to keep
their environment and houses clean to prevent the outbreak of diseases.
She also advised the community members to respond to the next invite
to the clean-up exercise.


終了時のミーティング。ここでまた地域の汚染された場所や問題点の共有。
ズームライオンが来なかったので、当初予定していた広範囲の清掃ができなかったこと、また次の機会を設けようと話されました。

今回できていたことの二つ目は、この地域を管轄している保健施設の助産師さんや看護師さんががっつり参加して、ただ見ているだけではなく、ミーティングに加わって、住民に健康のアドバイスをしてくれたことでした。これまでは、来てくれてもただ見ているだけだったので。

パチパチパチ。


終わった―!お疲れ!!


Three Pure water companies namely First Star, One step and Quality
donated us with 630 sachets of pure water during the period of
clean up exercise.

いつものように、ピュアウォーター会社の協力が得られ、630袋のピュアウォーターを提供していただきました。

毎回この協力を仰ぐのはいちおう私なりに目的があります。

活動中に水分補給して脱水予防することの他、飲み終わった袋をポイ捨てしにくい場を作るということと(みんなが清掃している傍で、いつものようなポイ捨てはしにくいと思うので)、
ピュアウォーター会社に、いつどこの地域で清掃活動をやりますよとアピールしていきたいということがあります。


アピールと言えば、最後、思いもよらない展開になりました。


The Assembly Man, two journalists from Radio BIYAC and
the Health Worker discussed the effects and challenges of the exercise
and reported them through Radio BIYAC.

町内会長さん、カウンターパート、取材しに来てくれたジャーナリストとラジオ局のスタッフが、今回のクリーンアップエクササイズとこれまでの他の地域でやったものを活動報告書を見ながら比較し、ズームライオンが来なかったことに関する苦情と、今回の成果を、エクササイズの後でラジオ番組に電話をかけて、話してくれたのです。
ちょうど、リスナーとDJのトーク番組の時間帯に重なっていたので。


話してくれたジャーナリストと、その話を携帯電話のラジオで聞くラジオ局スタッフと私。


カウンターパートにバトンタッチ。
彼も熱く話していましたが、現地語だったのでほとんど分からず。

私にも携帯電話が回ってきたので、ちょっとだけ、地域住民へのねぎらいの言葉と、ズームライオンが不参加で残念だったこと、今後もより多くの住民と力を合わせてクリーンアップエクササイズを続けていきたいこと、より多くの会社などから協力を得ていきたいことを英語で話させてもらいました。

そして、DJが今週末からのイースター休暇に入る前に番組の中でズームライオンに電話してインタビューし、次回からの協力を約束してもらえるように話してみると言ってくれました。
うんうん、公衆の前での約束事なら、破られにくいはず!!

できたことと課題を関係者にちゃんと報告することが大事だと本当に思いました。

やりすぎかな?くらいに報告した方がいいですね。
ナースのお仕事みたいにね♡(ナースの頃ちゃんとできていませんでしたが・・・)