クリーンアップエクササイズは続く

先週は、州都コフォリデュアのホテルで4日間、保健情報管理の研修がありました。
ガーナ人の保健情報管理担当者向けの研修ですが、
私も毎月保健情報の入力や整理をしているので、参加させていただきました。

専門用語が飛び交うグループワーク、ディスカッションでは、なかなか意見も出せず、
居心地の悪い思いなんかもしましたが、
保健情報システムのいろんな問題点が分かったし、解決策について考えられたし、
情報管理のスキルアップに役立つ情報もあったし、英語の勉強になったし、
綺麗なホテルに泊まれて、ごはんも水も、その他諸々もたっぷりといただいて、
同じ州のJOCVの保健隊員も参加していたから楽しいおしゃべりと気分転換ができて、
(日本語で話す相手がいるのは本当に癒された)
ぜいたくな4日間でした。


そして州都から帰ってきた翌日は、一緒に研修を受けた同僚の保健情報管理担当者・
MR.プリンスのやる気が冷めやらないうちに早速、

「クリーンアップエクササイズ イン ヘルスインフォメーションオフィス〜」

と、プリンスの仕事部屋であるヘルスインフォメーションオフィスを
丸一日かけて掃除しました。

保健情報の書類って、基本10年は保存しないといけないそうで。カオスでした。
プリンスは頭はとてもいいのですが、掃除が嫌い。
ぐちゃぐちゃになっていた棚の書類を必死で分類していただいて、古い書類は
倉庫に移動させました。

プリンスの汚部屋のホコリ、虫の死骸の量といったらもう・・・

ガーナで初めてマスクを付けて、マスクの有難みを感じました。

その後、帰国される先輩隊員の送別会に参加したくて首都に上がる予定だったんですが、
あまりにも汚くて、疲れすぎて、行けませんでした。悔やまれます。

2週間前にやった第2回目のクリーンアップエクササイズは、
地域の男性、ほとんど全員参加してくれました。

つまった排水溝の掃除や、草刈り。

新しい排水路づくり。


クリニックの同僚ナースたちは、土曜日なので私服でした。

前回と違うのは、住民のうち女性や子供の参加者が少なかったこと。

それでも家の前を掃き掃除したり、ピュアウォーターを頭の上に乗せて
運んでくれたりしました。


クラゲのような、後ろ姿。


今回は、ムスリムが多く住む地域だったから女性が少なかったのか?
それとも、前回は町内会長さんが女性だったから、女性が集まりやすかったのか?

まあとにかく、男性たちは充分集まってくれたので大成功でした。

大成功したのは、チーフ(首長さん)が住民に声をかけてくれたおかげです。


チーフ、町内会長さんとのミーティング


この日の活動は2時間程で終わったのですが、終了時間にはチーフがなんと、

「皆、よくやった。でも、まだまだ汚い所は残っている。
これから毎月、第一土曜日に、継続してクリーンアップエクササイズをやるぞ!!」

と、皆の前で言ってくれたのです。

これは、嬉しかった。継続こそが大事なので。

言いっ放しにならないように、本当にやってるか監視しに行きますけど笑


清掃会社・ズームライオンのスタッフを励ましている市長さん(緑の女性)


なんと市長さんも、私たちの活動を認めてくれて、
カウンターパートと私に対して推薦状を書いてくださることになりました。

この推薦状を持っていると、いろんなところで力を発揮するらしいですが、
どうやって活かしたら良いのか分かりませんが、とにかくありがとうございます。