鶏が飛ぶのを初めて見た

隣の家に飼われている鶏が、放し飼いなのでいつも近所をウロウロしていて、
うちの畑でも歩き回っています。
他の家の鶏との区別がつくように、羽に染色しているので、いろんな色がいます。

鶏の後を雛がチョコチョコ小股で追いかける姿がかわいくて、幸せそうです。

昨日、ピヨピヨぴよぴよの鳴き声が大きくなったなあと思っていたら、外の畑ではなく、
うちの敷地内の溝の中を、ひよこが歩いていました。

溝には柵をしていて、犬とか猫とかニワトリとかの大きさでは入れないんですが、
ひよこくらいなら、なんとか柵やドアの隙間を通って外から入ってこれるんですね。
で、うっかり入ってしまったみたいなんです。

どうやったら母親の傍に戻れるのか分からない様子だったので、捕まえようとしましたが、
なかなか捕まえられず、私はヒヨコが出やすいように柵を外しました。

すると柵を外したとたん、ひよこの母親が「迎えに来たでー」と言わんばかりに入ってきて、
「コケコッコー」とひよこを探し回りました。
なのにひよこはうっかり、進む方向を間違えたのか、入れ違いでドアの隙間から
外に出てしまったんです。
馬鹿な奴。

母親の鶏は「コーケコッコー!!」と叫び続けうちの敷地内を歩き回り、
子を見つけられずに困っているようでしたが、
突然バサバサっと飛び上がって、高さ2メートル程の塀に乗ったんです。


こんな危険なワイヤーが付いた塀なのに。

塀の上から周囲を見下ろして、外にいる子をやっと発見したらしく、
またバサバサと飛び降りて行きました。無傷で・・・

感動しました。
ニワトリは飛ばないもんだと思っていました。
昔、「トリはトリでも飛ばないトリは?」ってゆうなぞなぞがあって、
ニワトリって答えても確か正解だったような記憶があります。

いざという時は飛ぶんですね。
母強し・・・


このように、時には飛ぶこともあるガーナのチキン。
放し飼いなので身が締まっていて、軟骨もおいしいですよ。

これまでで一番おいしかったのは、
先輩に連れて行ってもらったイースタン州・アクロポンのパームヒルホテルという所で、
モチモチのバンクーとぺぺソースとシト(辛い味噌みたいなの)と合わせて食べた
炭火焼チキンでした。
ここはガーナの避暑地にあって、景色が最高で、従業員が干渉してこず
ゆっくりできる、お勧めレストランです。
おいしすぎてチキンだけおかわりしました。


たまに間違えて、真夜中でも大声で鳴いている鶏さん、
いつもありがとう。