人に優しく

いい人紹介。
すごく信頼できる同僚がいます。
なんですごいかというと、彼は見返りを求めない、愛にあふれた人なのです。

日々の暮らしでは男手が必要な時ってありますよね。
今の私の場合、例えばヤシの実を食べたい時。
パワーないもんで、ヤシの実が手に入っても自分で切れないんです。

そうゆう「こんなことできたらいいな」って時、なぜかいつも彼タイミングよく現れてくれます。


ココナッツ硬いのに、ナイフの切れ味も良くないのに、
「オッケー!」と削って、割って、くりぬいて、切る。
まな板も使わずに。
真似できません。


日本にいる時おいしいとは思わなかったけど、ここでは汁も中身もたまらないおいしさです。


そして、用事が終わるとすぐさまバイクにまたがり立ち去るところがまたすごい。

欲深く複雑な人間とは遠いところにいる、天使ですか?と言いたくなる人。

彼は言葉を発すると、よく「どもり」ます。
だからこそか、聞き取りやすいように、丁寧に話してくれます。
どもる人にはいい人が多いと、何となく思っています。

彼はクリスチャンだけど、ムスリムの友達もいっぱいいて素敵だと思います。
ガーナの人はすぐ「金」「結婚」「改宗」を求めてきますが、特に何も強要してこないです。
仲良しだけど、相手のリズムをくずさずに距離を保ってくれる。
彼のように「人に優しく」することさえできていれば、言葉、宗教、性別を超えてつながれると思います。

活動には現地人の協力者(カウンターパート)が必要です。
私には特に決まった協力者はいないので、行く先々で見つけないといけません。
今のところ職場の事やガーナの事を知るための一番の協力者が彼、という紹介でした。